◆東京五輪 レスリング女子57キロ級 決勝(5日、千葉・幕張メッセ)
女子57キロ級・川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)が金メダルを獲得した。決勝でイリーナ・クラチキナ(ベラルーシ)を下し、
五輪2連覇を飾った。今大会は妹・友香子が62キロ級で初の金メダルを獲得。夏季五輪での同一大会での姉妹金メダリストは、
日本史上初の快挙となった。
前回の16年リオデジャネイロ大会は階級を上げ、63キロ級で金メダルを獲得したが、今大会は主戦場に復帰。58キロ級で
五輪4連覇中だった伊調馨との壮絶な代表争いでは、19年6月の全日本選抜、7月のプレーオフで連勝し、世界選手権57キロ級代表に選出。
同大会を制し、東京五輪代表を勝ち取った。
連覇を狙う東京五輪は、初戦でファトゥマタヤリエ・カマラ(ギニア)を8―2で快勝発進した。
2回戦はホンゴルズル・ボルドサイハン(モンゴル)に7―0で順調に勝利。
準決勝は、リオ五輪53キロ級金・マルーリスとの五輪王者対決を2―1で制し、決勝に駒を進めた。
前日(4日)の友香子の62キロ級の決勝戦は、スタンドで見届け、悲願の瞬間には涙。妹の雄姿に自身も力をもらった。「東京五輪で姉妹金」は、
代表に決まったときからの目標。重圧かかる大舞台で、世界最強の姉妹が輝いた。
◆川井梨紗子(かわい・りさこ)1994年11月21日、石川・津幡町生まれ。26歳。89年世界選手権53キロ級7位の母・初江さんが
コーチを務めるクラブでレスリングを始める。13年に至学館大へ進学し、4年時の16年リオ五輪で63キロ級金メダル。17年に卒業し、
ジャパンビバレッジへ。今年6月の全日本選抜、7月のプレーオフで伊調馨に連勝し、世界選手権57キロ級代表に。同大会を制して東京五輪代表に
選ばれた。妹の友香子(至学館大)は62キロ級の東京五輪代表。父の孝人さんもグレコローマンの元学生王者。160センチ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f735491cf9cdedbc8ebe5...
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