7/26(月) 17:02配信
ドイツの女子体操選手たちが着て、世界的に注目を集めた「ユニタード」。くるぶしまで脚が覆われたこのユニフォーム
を、ドイツ女子体操チームは7月25日に開かれた東京オリンピック・体操女子団体の予選でも着用した。ドイツ体操女子チーム
は4月のヨーロッパ体操競技選手権でもユニタードを選び、ユニフォームのあり方を考えるきっかけを作った。
【Satoko Yasuda 安田 聡子・ハフポスト日本版】
抗議のユニタード
東京オリンピックでユニタードをデビューさせたのは、ザラ・フォス選手、キム・ブイ選手、エリザベト・ザイツ選手、
パウリネ・シェファー=ベツ選手の4人の女性体操選手たちだ。ロイターによると、選手たちは予選前のトレーニングでも
ユニタードを着用していたが、その時には本番でもユニタードを選ぶかどうかは明言を避けていた。
しかし25日の予選でも、4選手はユニタードを着て試合に臨んだ。
ただ、選手たちは毎回ユニタードを着用するわけではなく、レオタードを選ぶ時もある。「その日にどう感じるか、
何を着たいかで決めています」とザイツ選手はロイターに話す。ドイツの女子体操チームは、4月に開かれた
ヨーロッパ体操競技選手権で初めて、ユニタードを着て競技した。
女性体操選手たちの多くは、ビキニのように脚の付け根に切り込みのあるレオタードで競技するものの、体を覆う
ユニフォーム着用も国際ルールで認められている。しかしドイツの選手たちが着るまでは、脚を覆うユニフォームを
選ぶ場合はほとんどが宗教上の理由によるものだった。選手たちがユニタードを着用した理由の一つには、
女性アスリートが性的な目的で撮影されるなどの問題があり、ドイツチームは「女性アスリートが性的な対象として
扱われていることへの抗議」だと説明している。さらにフォス選手も、自分にとって快適なユニフォームを着たいと述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4cc84f3267abc4af978e...
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