ピタリと寄り添う伴走者…メダルは3枚ないけれど、3人でつかんだ栄光 
 8/27:yomiuri   
 東京パラリンピック、男子5000m(視覚障害T11)決勝で、 
 初出場の唐沢剣也(27)が15分18秒12で銀メダル、3大会連続出場の和田伸也(44)が 
 15分21秒03で銅メダルと、長距離種目で日本勢ダブル表彰台の快挙を達成した。   
 唐沢の伴走を務めたのは小林光二さんと茂木洋晃さんの2人。 
 SUBARU陸上競技部コーチの小林さんは中央学院大学時代に箱根駅伝に4年連続で出場。 
 3、4年時には「花の2区」を走った。茂木さんは唐沢を物心両面でサポートする地元群馬 
 のボランティアグループに所属し、実家のトマト農園で働きながら、唐沢を支えている。   
 27日のレースでは、小林さんから茂木さんに交代した残り1000mで勝負を仕掛ける 
 というレースプランで唐沢が銀メダルを獲得した。小林さんは「ラスト1周で先頭に 
 出ていたので、感動して涙が出そうになりました」と話し、茂木さんも「自分にも 
 力を与えてくれる素晴らしい走りだった」と我がことのように喜んだ。   
 伴走者は選手とひもを握り合い、声をかけながら選手を誘導する。高い走力が必要 
 なだけではなく、選手を安全に最後まで導くことが大きな役割だ。選手を引っ張っ 
 たり先にゴールラインを通過したりすれば失格となるため、難しさもある。 
 長距離レースでは過度の負担がかからないように複数体制が基本となっている。   
 ただパラリンピックでは、1人で伴走する場合は伴走者もメダルがもらえるが、 
 伴走者2人が交代で走る場合は授与の対象にはならない。銀メダルは3枚ないけれど、 
 3人でつかんだ表彰台だ。  
https://www.yomiuri.co.jp/olympic/paralympic2020/2021082... 
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