バスを間違えた五輪選手を救ったティヤナさん
https://www.huffingtonpost.jp/entry/trijana_jp_61164842e4b07... ジャマイカ代表のハンスル・パーチメント選手は8月4日、
陸上男子110メートル障害準決勝に出場予定だった。しかし、
公式Instagramに投稿した動画 によると、新宿区のオリンピックスタジアム
に向かうバスに乗るはずが、音楽を聞いていて違うバスに乗ってしまい、
気づいた時には江東区の「海の森水上競技場」に到着していた。
バスで選手村まで戻ると、ウォーミングアップに間に合わない。
途方に暮れたパーチメント選手は「ボランティア」のティヤナさんに
助けを求めたところ、タクシーに乗るためのお金を渡された。
オリンピックスタジアムに向かうことができ、ウォームアップにも間に
合ったという。
その後、パーチメント選手は決勝進出を果たし、シーズンベストの13秒04で
金メダルを獲得した。後日、ティヤナさんに再会してお金を返し、
ジャマイカチームのシャツを渡した。そして、金メダルを手に「あなたの
おかげで、あの日決勝に進めた」と感謝を伝えている。
日本とセルビアにルーツがあるというティヤナさんによると、正確には
「ボランティア」ではなく、大会関係スタッフだった。大会関係者のバス
輸送を担当する近畿日本ツーリストの委託業者だったという。
ティヤナさんは、タクシーの手配は組織委員会と話したが、タクシー代に
ついてはポケットマネーの1万円をこっそり渡した。パーチメント選手が
「人生かけて日本に来てくれたんだろう」と思い、「試合に出られなくて
一生後悔させてしまうかもしれない」ことを放っておけなかったという。
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