◆東京五輪 レスリング女子53キロ級決勝(6日・幕張メッセAホール)
“ポスト吉田沙保里”として注目される女子53キロ級の向田真優(ジェイテクト)が、金メダルを獲得した。
決勝でホウ・セイギョク(中国)を下した。レスリング日本女子は、川井友香子(62キロ級)、梨紗子(57キロ級)が
初の姉妹金メダルを獲得しており、今大会3階級目の制覇となった。
初出場の向田は、1回戦はジョセフエミリエンヌ・エソムベティアコ(カメルーン)に10―0のテクニカルフォール勝ち。
2回戦もロクサナマルタ・ザシナ(ポーランド)をテクニカルフォールで下し、順調に勝ち上がった。準決勝では、
ボロルトゥヤ・バトオチル(モンゴル)を6―3で破って決勝へ駒を進めた。決勝に向けては、「(相手の選手は)何度も
やったことがあるんですけど、初めてやるつもりで、最初から攻めて、自分のレスリングができるように6分間にかけたい」
と意気込みを語っていた。
女子53キロ級は2004年アテネ、08年北京、12年ロンドンと五輪3連覇した吉田沙保里さんの階級で、向田は
同じ三重出身。16年リオデジャネイロ五輪は練習パートナーとして現地に入り、吉田、登坂絵莉、伊調馨の相手を務めた。
志学館大4年だった19年9月の世界選手権で、東京五輪の代表権を獲得した。同年11月には志学館大でコーチを務めて
いた志土地(しどち)翔大氏との婚約が判明。現在は専属コーチとして支えられ、二人三脚で迎えた初五輪で強さを示した。
向田真優は涙でインタビューにこたえ、「最後も絶対に勝つという気持ちで最後まで。苦しいことたくさんあったんですけど、
この大会で優勝することだけ考えてやってきました」とコメントした。
◆向田真優(むかいだ・まゆ)1997年6月22日、三重・四日市市生まれ。24歳。東京・安部学院高―至学館大卒。
母と姉の影響で空手を習い始め、ブラジリアン柔術をしていた父の勧めで5歳でレスリングに転向。小学6年で
全国少年少女選手権大会で4連覇を達成し、中学からJOCエリートアカデミーで腕を磨いた。五輪階級での世界選手権は
2017年53キロ級で銀メダル。マスカットが好物で、試合後のご褒美にすることも。家族は両親と姉、弟。157センチ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd7de5756216f475673b1...
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