オリンピック 文田健一郎が銀メダル グレコローマン60キロ級
8月2日:nhk
東京オリンピック、レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級で、
文田健一郎選手が銀メダルを獲得しました。
得意の「そり投げ」を警戒されながらも勝ち抜いてきた文田健一郎選手。
最後は敗れましたが、大きく成長した姿を見せました。
「そり投げで勝つのが一番の理想。でもすごく警戒されると思う」
大会前、そう話していた文田選手。これまで、一貫して「そり投げ」にこだわって
きました。「“投げ”こそグレコローマンスタイルの真骨頂」というのが信念。
特に背中を大きく反らせ、後方に投げる「そり投げ」は「世界一の切れ味」と言われ、
レスリングの指導者である父・敏郎さんに中学生の頃からたたき込まれてきました。
反面、その得意技は海外勢にも広く知られていて、文田選手と戦う際に「そり投げ対策」
を取るのはもはや常識となっています。
「自分のすべてを出して金メダルを獲得したい」と臨んだ今大会。予想どおりほとんどの
相手が徹底してそり投げを出させないよう腕を取って腰を引き、警戒してきましたが、
文田選手は「想定どおり」と慌てず寝技に持ち込み、ローリングでポイントを奪って
勝ち上がりました。
「そり投げ」のイメージがあるだけに技を出さなくても相手には大きなプレッシャー
になり、積極的なレスリングをさせませんでした。決勝で敗れ、金メダルこそつかめ
ませんでしたが、初めてのオリンピックで大きな成長ぶりを示しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210802/k1001317706...
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